2025.10.09

第54回初穂曳 (外宮領陸曳) 結団式

専務理事 端野 隆史

令和7年9月23日(火)

2025年9月23日(火・祝)、外宮山田工作場にて「第54回初穂曳」の結団式が行われました。

<結団式に参加する古野会長>

この結団式は、伊勢の伝統行事である初穂曳や、2026年から始まる式年遷宮行事「御木曳」を前に関係団体が一堂に会し、心をひとつにする大切な場です。当日は、初穂曳に使用される稲穂の整え作業も行われ、参加者全員が次なる本番へ向けて士気を高めました。

<使用される稲穂の準備>

稲穂の整え作業では、以下のような手作業が行われました。

足踏み脱穀機を使って藁を取り除く→稲穂の分量を整える→整えられた稲穂をまとめて縛る。

いずれも昔ながらの方法で一つひとつを丁寧に人の手で進めました。藁を取り除く際には、稲穂についている細かなゴミが舞って目や鼻が痒くなるため、マスクとサングラスが必須でした。汗を流しながらの作業でしたが、参加者同士で協力し合いました。整えられた稲穂は、来る「初穂曳」にて奉曳車に載せ神宮に奉納されます。

<昔ながらの脱穀機>
<幅広い世代が一致団結!>

会場は厳かな空気に包まれつつも、和やかで温かい交流の場となりました。世代や立場を超えて協力し合う姿が見られ予定通りに稲穂の準備も完了。結団式を通じ、参加者同士の結束力が一層高まったことが大きな成果でした。

<参加者総出で整えた稲穂>

今回の経験を通じて、伝統を次世代へと受け継ぐ大切さを改めて実感しました。来年以降の御木曳や式年遷宮へ向け、さらに多くの仲間と心を合わせて準備を進めてまいります。

<完全防備の会長とパシャリ>
トップへ戻る